ヴァーチャルで探る、亡き母の『本心』──池松壮亮主演、石井裕也監督【おとなの映画ガイド】
このみんなが抱えている不安を映画にしたいと思った」という。
便利になるかもしれない。夢が叶う、のかもしれない。だが、本当にそれはいいことなのか。亡くなってしまった人のVFに“演技”をさせ、3D映像にする。思い出のなかの人をあたかも目の前にいるように蘇らす。神の領域に踏み出したわれわれの未来はいったいどうなるんだろう、不安の時代のとば口に立ち、どこか途方にくれているような──そんないまの空気を感じられる作品です。
文=坂口英明(ぴあ編集部)
【ぴあ水先案内から】
中川右介さん(作家・編集者)
「……深刻な題材とテーマなのに、見事に娯楽映画にしている……」
中川右介さんの水先案内をもっと見る(https://lp.p.pia.jp/article/pilotage/384099/index.html)
(C)2024 映画『本心』製作委員会
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