Dannie Mayインタビュー「自分たちの強みに気づいてからは楽曲の力強さが全然変わった」
そこで明確に歌自体が好き、音楽自体が好き、音楽が持つエンタメの可能性自体が好きみたいなところが強みなんだというふうに気づいてからは楽曲の力強さが全然変わったと思う。
マサ“なんでもできる”の内側に誰もいなかったっていうのが去年までだったんです。
左から)タリラ(vo、key)、マサ(vo、g)、Yuno(vo、kantoku)
――その“なんでもできる”が手段だったけれど、今は音楽が目的になってるっていう感じがすごいするんです。Yunoどんなにそのアーティストが好きでも、ジャンルでカテゴライズができるバンドだと自分のメンタルとか置かれている環境の状況によっては「この人たち、今聴けないな」とかっていうのは全然あるかなと思っていて――僕はあるんですけど。ただ僕たちみたいにすごいたくさんのジャンル音楽を作っていれば、その人のどの人生のターンでも僕らの中の数10曲あるうちの1曲の一節ぐらいは引っかかるんじゃないかなっていうか、背中を支えてあげたり寄り添ってあげられるというか、それが今僕らにとって大事なことなのかなっていうのは思いますね。
――どの曲を作ってる頃からアルバムの全体像が見えてきましたか?
Yunoそれで言うと、もう最初の「カオカオ」