2022年7月15日 07:00
観るだけでは得られない何かと出会える『ククノチ テクテク マナツノ ボウケン』、KAAT 神奈川芸術劇場にて7月20日より
撮影:大洞博靖
KAAT 神奈川芸術劇場が2011年の開館以来、毎年様々な趣向で繰り広げている、大人もこどもも楽しめる「KAAT キッズ・プログラム 2022」が間もなく開幕する。その1作目として上演される『ククノチ テクテク マナツノ ボウケン』は、客席のこどもたちがダンスで公演の一部に参加する“体感型”キッズ・プログラム。2021年7月に初演され、多くのこどもたちが楽しんだ。が、こども向けだからといって油断は禁物。コンテンポラリーダンスと美術というそれぞれのジャンルで際立った活躍を見せるふたりのアーティスト、その刺激的なコラボレーションの実現は、アート好きの大人の興味も大いにそそる。
振付・演出を手掛けるのは、国際的に活躍するダンサー・振付家の北村明子。常に新たな挑戦を続け、強い存在感を示してきた。彼女とタッグを組むのは、現代美術家、大小島真木。
自然や生き物をモチーフに、ダイナミックな表現を展開し注目される気鋭の作家だ。北村が大小島の作品に触れて「一目ぼれした」ことから始まったクリエーションは、ふたつの才能が響き合う、独創的な世界を生み出している。
『ククノチ テクテク マナツノ ボウケン』2021年公演より
作品のテーマは「夏休み」。