岩田さんが恋におちる瞬間はどんなときだろう。
「その人と一緒にいる自分をイメージできたときですね。理由なんてなんでもいいんです。自分にないものを持っているでもいいし、逆に自分にすごく似ているでもいい。ただ一緒にいて、いっぱい笑えて、楽しいな幸せだなと感じる未来が想像できる。何気ない普段の生活を楽しめる予感がする。そんなときに、この人のことを好きだと思うんじゃないかなって」
あくまで内面重視。一目惚れはしない。
「若い頃はやっぱりまず第一印象が大事だったんですけどね。第一印象って、意外と動物的な部分が反応しているからあながち間違ってはいないと誰かが言っていて、それもわかるんですけど。今はやっぱり価値観が合うかどうかの方が重要。自分がめちゃくちゃ面白いと思うものを、相手がぴくりとも笑っていないと気を遣うし、それが続くとどんなに見た目が好みでも一緒にはいられないじゃないですか。笑いのツボは大事です」
誰かを愛するということ。それは、とてもかけがえのない感情だ。
「恋愛は、自分の気分を上げるもの。好きな人がいると、パワーをもらえるじゃないですか。
たとえば仕事にしても、好きな人が待っていたら今日は早く切り上げて帰りたいなというモチベーションになりますよね」