2022年4月27日 11:00
「生きてる」の“先”が見える? 平方元基×ウォーリー木下が語る『THE 39 STEPS』
こんな気持ちにさせてくれる稽古場でこの後、何が見えるのか……?我々がお客様と共鳴した時に、これまで見たこともない景色が見えるんじゃないかと思っています。お客様が観に来てくださらないと、僕らがどんなに熱を持っていても伝わらないですし、劇場で観てこその作品だと思うので、僕らの熱と喜びを受け取って頂けたら嬉しいです。というか、純粋に楽しめると思います(笑)!
――稽古を進めていく中での平方さんの印象について教えてください。
木下稽古場全体に気配りができているし、まさに“座長”ですね。稽古場の空気ってそのまま作品の空気になるものなんですよ。演劇が他の表現と違うのは、1か月ほどの稽古期間で寝食を共にするくらいの濃密な交流を経てできあがるってことで、それこそケンカして絆が生まれたりもします。そういう本番にむけた真剣な遊びの空間を作ることに、平方さんが誰よりも楽しんでくれていることで、みんなはそれを信じてやっていればうまくいくだろうなという雰囲気になっていますので、本当に助かっていますね。
“単独初主演”の重圧は「全くない!」
――平方さんにとっては本作が初の単独主演舞台となりますが、“座長”を意識する部分はあるんでしょうか?
平方本当にないですね。