GAKU-MC、25周年記念の10作目のアルバムにKURO(HOME MADE家族)が迫る! スペシャル対談企画
って曲を作ってRHYMESTERのところへ持って行って、ここの空いたピースを埋めてくださいって。今の気持ちを伝えたんですね。そうしたら「そんなこと言われて、俺らなんて返せばいいの?」と、(笑)。まあ、そりゃそうだと思い、「実はこういうトラックもあるんすけどね」ってもう一曲聴かせたんですよ。それが「フライヤー」で。そこで自分が忘れていたヒップホップ同業者たちとのコラボとか、ラッパーはかくあるべきみたいな話をいっぱいしたので、特にMaster of Ceremoniesと体現できる曲は「フライヤー feat.RHYMESTER」かな。
――YouTubeで三人の対談を拝見しました。Mummy-Dさんが、みんなラップが上手くなっていると仰っていて三人とも深く頷いていました。
今、GAKUさんにとって、上手いラップとは何ですか?
KURO(HOME MADE家族)
昔だったら、どれだけかっけぇ韻をいくつ並べられるかみたいなところはあったけど。今だったらそうだな……やっぱり、予備知識がない人が聴いたときに、はっきりと理解ができて、言葉の遊びとか、知的さがあって、でも笑いもあって、最後に腑に落ちるメッセージが届けられるような、それを難しくなさそうにやるのがいいなっていつも思うけどね。