2022年12月2日 12:00
ディズニー最新作『ストレンジ・ワールド』の謎を解く“最重要キャラクター”に迫る!
「スプラットには目も口もありません! 脚と腕だけです。歩いたり走ったりするテストで、スプラットに命が吹き込まれたとき、誰もがこのキャラクターの事が大好きになったんです」
ちなみにこの個性的なデザインの元になったのはなんと“免疫細胞”だという。監督のドン・ホールは「デザインのもとになったのは免疫細胞の一部である樹状細胞で、体内に入ってくる新しいものを見つけ出し、その一部を奪って攻撃細胞にさしだすのです」と説明する。
樹状細胞は木の枝のような突起のある細胞で、体内に入ってきた異物の特徴を攻撃役の細胞に伝える役割を果たす。と考えると、スプラットもまた、この世界を異物から守るために活動しているのだろうか? そもそも本作のスタッフはなぜ、キャラクターのデザインをする際に“生き物の細胞”を参考にしたのだろうか?
本作のラストに何が描かれるのか、ここでは明かせないが、すでに劇場に訪れた観客は、その展開に驚きつつも、私たちの暮らす環境に思いを馳せたり、人によっては“考えさせられるメッセージがあった”と語っているという。
よく考えれば、“もうひとつの世界”だけでなく、私たちが暮らしている世界も植物、動物、自然環境がつながり、それぞれが影響を与え合っている。