2021年12月9日 17:00
まさかの時代劇案も!? 秋元康ら制作陣に聞く、『あなたの番です』が映画になるまで
と方法論を探っていたと振り返る、企画・原案の秋元康。その中でたどり着いたのが“もしもの世界”のパラレルワールドで、プロデューサーの鈴間広枝も「もし、もう一度『あなたの番です』を作ることができるなら、翔太くんのもとに大好きな菜奈ちゃんを返してあげたい!と思っていたところ、秋元さんのアイデアでパラレルワールドが実現しました」と語る。
鈴間「菜奈ちゃんがいなければできないなというのがあって、初期段階で秋元さんが“パラレルワールドかな”とおっしゃっていたんですよね。それならありえるって思ったんですが、具体的にどうするかは時間がかかりました」
秋元「ずっと引っかかっていたものとパラレルワールドが結びついたんですが、その引っかかっていたものが交換殺人の条件だったんです。同じマンションに住んでる人たちで実行したら、知人だから交換殺人も何もないだろうっていう。それをどこかで言わせたいというのはあったんですよね。
翔太がジャンケンに負けて住民会へ行って、話を持ちかけられたときに“交換殺人にならないですよ”ってあっさり言ったら面白いな、と」
またそれを受けて、「そのアイデアを伺って、これは面白くなりそうだなとワクワクしました。