2023年6月26日 08:00
吉沢亮・山田裕貴 歩みが似たふたりが作り上げたもの「吉沢亮をお芝居で動かしたい」
すごく自由だし、その自由な面にみんなが憧れてついて来るとは知っていたけど、責任感もあって、背負うものをちゃんと背負っている感じもすごい。
──今回、マイキーに人間味を感じました。
吉沢そう感じていただいてありがとうございます。
──山田さんはドラケンを演じながら、どういったことを考えていましたか?
山田裕貴(以下山田)漫画と漫画原作の映画とを比べると、映画にはこのシーンがない、あの描写がないってなってしまう方も多いんじゃないでしょうか。『決戦』はアクションシーンが多めで仕上がっているから、余計にそう。でもこれはあくまで映画で、『血のハロウィン編』は前後編でやるにしても、とても構成が難しかったと思うんです。
──確かに漫画と映画とでは、そもそも入れられる情報量も制約も違います。山田でも『決戦』にはキャラクターの面白みがふんだんに散りばめられているし、飽きさせない内容になっています。
たくみっちと亮は特に現場の回し方も含めて色々考えて動いていて、それを見ながら僕はただ「ドラケンで与えられた役割を一所懸命にやろう」って思っていました。
──タケミチ役の北村匠海さんは主役ですし、吉沢さんはある意味もう1人の主役と言っていいマイキーを演じています。