2021年7月30日 18:00
Newspeak/PIA SONAR MUSIC FRIDAYインタビュー
──これまでストリングスは敢えて使わないようにしていたんですか。
Rei:ストリングスとかを入れてどんどんゴージャスにしていくと、どうしてもバンドっぽさが消えていくというか。
Steven:ライブだと同期を出さないといけなくなっちゃうし。
Rei:多分、時期的にライブができなかったから、ライブを想定するみたいな脳みそも減ってたんだろうね。それよりも“作品”として向かっていっていたから。こうしてコロナがなかったら、そもそもあの曲ができていなかったと思うし、ストリングスを使おうというのも今のバンドの段階ではなかったと思うんです。バンドっぽくいこうぜってムードになっていた気がするので。そういう意味では、コロナがなかったらまったくちがうアルバムができていたんだろうなと思う。
──「Great Pretenders」は、アルバムのタイトル『Turn』のきっかけになる曲だったということですね。この“TURN”という言葉にどんな思いがありますか。
Rei:いろんな楽曲があって、いろんな感情が1枚の中に入っているんですけど、最終的に行きついたのは前を向きたいということで。“TURN”って、振り返ったり回り道をしたりとか、ターニングポイントという意味もありますけど。