『お祭り』を披露した片岡仁左衛門、本舞台にも一礼 国立劇場・国立演芸場 閉場記念式典レポート
その仁左衛門は『お祭り』でいなせな鳶頭として舞を披露。最後、花道での引っ込みでは客席に礼をしたのち、本舞台を振り返り、劇場に謝意を伝えるがごとく深々と一礼した姿も印象的だった。
1966年の国立劇場開場記念公演『菅原伝授手習鑑』ポスター
長谷川理事長によると「劇場が再開場するまでの間は、外部の劇場の施設において主催公演や養成研修事業を実施してまいります」とのことで、すでにシアター1010(東京・北千住)、新国立劇場(東京・初台)等での公演が発表になっているが、新生国立劇場再開場の情報も待たれるところだ。
閉場記念式典当日の大劇場ロビー
大劇場
小劇場舞台
国立演芸場舞台
隣接する伝統芸能情報館も10月末をもって閉館
取材・文・撮影(式典写真を除く劇場内・周辺写真):平野祥恵
<今後の公演予定>
■令和5年12月文楽公演
『源平布引滝 (げんぺいぬのびきのたき)』
竹生島遊覧の段・九郎助住家の段
2023年12月4日(月)~2023年12月14日(木)
■令和5年12月文楽鑑賞教室 / 社会人のための文楽鑑賞教室
・『団子売(だんごうり)』
・解説文楽の魅力
・『傾城恋飛脚(けいせいこいびきゃく)