2023年4月27日 12:00
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』はなぜ世界中でヒットしているのか? 製作者が語る
世界で驚異的なヒットを記録している映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』がマリオ生誕の地、日本で28日(金)から公開になる。本作は『怪盗グルー』シリーズや『ミニオンズ』『シング』のイルミネーションが製作を担当しているが、マリオを生み出した任天堂も製作に参加。両社が密に連携して映画づくりが行われた。
なぜ、世界的なヒット作を次々に飛ばすイルミネーションは任天堂とタッグを組んだのか? そして本作が各地の興行記録を更新する大ヒットになったのはなぜか?イルミネーションの創設者・CEOで本作の製作を務めたクリス・メレダンドリに話を聞いた。彼は繰り返しこう語る。
「何よりもマリオのファンのみなさんに伝わり、喜んでもらえる映画にしたい」
メレダンドリはアメリカ生まれの映画製作者で、2007年にイルミネーションを設立。スタジオ第1作目『怪盗グルーと月泥棒』は2010年に公開され大ヒットを記録し、その後もイルミネーションは『怪盗グルーのミニオン危機一発』『ミニオンズ』『ペット』『SING/シング』などヒット作を次々に手がけている。
通常の大手製作会社であれば、日本生まれのゲームを映画の題材にする際は、“原作”の権利を購入するか、関わる度合いはともかくとして“監修者”として契約を結ぶことが多い。