2023年3月8日 19:00
【インタビュー】薮宏太、“座長”の心構えは「自然体が一番」 『She Loves Me』13年ぶり再演に意気込み
客席に降りちゃったりしてましたから」
昨年、『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』、『BE MORE CHILL(ビー・モア・チル)』と立て続けに、主演ミュージカルの舞台に立った経験も、大きな自信を与えている。
「それこそ、13年前は昼公演が終わって、そのままHey! Say! JUMPのライブで横浜アリーナに立つ、みたいなスケジュールだったので、気づいたら声がかさついてしまって、悔しい思いをしたことも。頑張って、大声で高音を出そうとしていましたし。ミュージカルの経験を重ねることで、自分の中でのルーティンも出来上がり、最近は、朝の第一声で何か違和感があれば、『じゃあ、本番までの数時間で、何かできることはないか』って考えられるようになりました。そういった変化もあって、例えば1カ月公演も安定して乗り切ることができるようになった。積み重ねですね。そんなタイミングでの『シー・ラヴズ・ミー』の再演なので、集大成と言うのは大げさかもしれませんが、俳優としても成長したなと思ってもらえればうれしいですね」
“座長”としての心構えを聞くと、「自然体が一番です」と即答する。
「普段はアイドルの仕事をしているので、仕方がないことですが、稽古場ではどんな風に接したらいいんだろうと気遣ってくださる方も多いです。