2023年3月8日 19:00
【インタビュー】薮宏太、“座長”の心構えは「自然体が一番」 『She Loves Me』13年ぶり再演に意気込み
勘違いやすれ違いで、右往左往する姿も面白いですよね。それに初演では、年齢的に『接客ってどんな感じなんだろう?』って思いながら、所作だったりも、振付を覚える感覚だったので、今回はより大人っぽい、自然な店員が演じられるかなと思っています」
同じ香水店で働き、実は文通相手だったアマリアを演じる元宝塚歌劇団星組トップ娘役の綺咲愛里をはじめ、宮澤佐江、竹内將人、岡田亮輔、岸祐二、坂元健児ら個性際立つ実力派が共演し、チャーミングで心温まるミュージカルを盛り上げる。
「誰ひとり嫌な人物が登場しませんし、ぜひお気に入りのキャラクターを見つけてほしいですね。ミュージカルとしての魅力はもちろん、台詞のかけ合いも多いし、言葉遊びもふんだんにあります。一番の見どころは、すれ違いから生まれる“ドギマギ”。面白いやりとりもたくさんありますし、ぜひ、お客様には感じてほしいですね。僕自身は、デートの約束をした店に向かって、そこで初めて文通相手がアマリアだったと知るシーンが大好きです。楽曲でいえば、やっぱり、タイトルにもなっている『シー・ラヴズ・ミー』ですね。
“おれって最高”って気分ですし、初演では(喜びを表現する演出で)