2022年12月15日 18:00
ジェームズ・キャメロン監督が語る『アバター』最新作 にこめた未来への警鐘、若い世代へのメッセージ
社会現象を巻き起こした『アバター』(2009)の続編にあたるファン待望の『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』 がついに日本上陸。プロモーションツアーの一環として、10年8カ月ぶりの来日を果たしたジェームズ・キャメロン監督が取材に応じ、本作にこめたメッセージや“おすすめ”の鑑賞法、さらに現在の映画界への思いを語りつくしてくれた。
――前作『アバター』から13年。当初からシリーズ化の構想があったと思いますが、当時思い描いていたイメージと、ついに完成した『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の間にどのような変化がありますか?
まず質問にお答えすると「まったくない」だね。本作が伝えようとしているテーマは、今まさに現実世界に訴えたいことに重なっているんだ。第一に挙げたいのは、家族というテーマ。過去と未来をつなぎ、ときには問題が生じることもあるが、そこから強い絆が生まれる。非常に普遍的な概念だといえる。
そして、環境破壊が進む中で、サステナビリティにも触れることで、この映画を作る意味は一層深まった。これらのテーマは、自分自身がずっと以前から取り組んでいたことでもあるからね。
――社会現象を巻き起こした『アバター』の続編です。