菅田将暉が残虐非道の皇帝を演じる『カリギュラ』開幕
カリギュラを支える忠臣・エリコンに谷田歩。冷静な判断力を持ち、クーデターの中心人物としてカリギュラと対峙するケレアに橋本淳。カリギュラの残虐な行為を受け入れるほど彼を深く愛するセゾニアに秋山菜津子。そして、この面々をまとめるのは、日本を代表する演出家・栗山民也。
『異邦人』『シーシュポスの神話』とともにカミュが「不条理三部作のひとつ」と位置付けた本作を、栗山がどんな色付けで仕上げ、演者はどう織りなすのか。衝撃が待っていることは間違いない。
『カリギュラ』は、11月9日から24日(日)まで東京・新国立劇場 中劇場、11月29日(金)から12月1日(日)まで福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール、12月5日(木)から8日(日)まで兵庫・神戸国際会館こくさいホール、12月13日(金)から15日(日)まで宮城・仙台銀行ホール イズミティ21 大ホールにて上演。
文:伊藤由紀子