くらし情報『なぜ、米の人気スタジオ・ブラムハウスは“原作者と監督”を尊重するのか? CEOに聞く』

2024年2月7日 12:00

なぜ、米の人気スタジオ・ブラムハウスは“原作者と監督”を尊重するのか? CEOに聞く

そして、映画が完成してプレミア上映になった段階でやっと原作者を呼ぶわけだ」とブラムは説明する。

実は本作も最初はそんな“作者の意向などお構いなし”で映画化されようとしていたようだ。

「10年ほど前に大手のスタジオがゲームの映画化権を獲得したんだ。でも、ゲームの作者のスコット・カーソンは作品に対する思い入れが強いから、映画化する際には自分のビジョンで映画化したいと思っていた。彼はゲームが成功してたくさんお金を持っていたから(笑)、金の力に負けて意に沿わない映画化を許可するわけがない。結果的に彼は権利を自分の元に戻したんだ」

何人もの監督が候補にあがっては消え、何バージョンもの脚本が書かれたようだ。しかし、それらはスコット・カーソンが意図したものではなかった。原作になったゲームの世界観や重要なポイントをちゃんと反映していなかった。


なぜ、米の人気スタジオ・ブラムハウスは“原作者と監督”を尊重するのか? CEOに聞く


「そこで、私がスコットに電話して言ったんだ。『あなたが頭の中に思い描いているビジョンを映画にするお手伝いをさせてくれませんか?』とね。その結果、映画化の道のりはとても複雑なものになった。というのも、彼は映画制作のプロじゃないし、映画制作というものをまったく理解していないので、我々は彼の頭の中にある映像を抽出して実現させなければならなかった。

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