キリアン・マーフィー演じる捜査官のキャラクターが明らかに リュック・ベッソン監督作『ANNA/アナ』本編映像公開
5分で40人を倒す壮絶なファイティングシーンを演じている。殺し屋としてアナを育てたKGBの上司オルガ役にはヘレン・ミレン、アナを支える同胞アレクセイ役にはルーク・エヴァンス、ソ連不良時代のアナの彼役にアレクサンドル・ペトロフと、演技派が顔を揃えた。
この度公開された映像では、マーフィ演じる捜査官レナードが、重要参考人としてアナを尋問するシーンが映し出されている。エレガントなニューヨーカーらしく、シックなスーツを着こなして登場。尋問前に、まずアナがどんな様子かを仲間に尋ね、「歩き回ってる?」、「水を求めた?」、「靴を脱いだり、履き直したりは?」と、彼女の状態を綿密に確認。
取調室に入室すると、「待たせて悪かった。紅茶かコーヒーは?」と気遣いを忘れない紳士な一面をのぞかせる。アナの目をじっと見据え、「名乗り忘れた、レナード・ミラー捜査官だ。
パリに出張中で捜査を手伝っている」と自己紹介をし、「いい人だろ」と微笑を浮かべて言ってのける様は、どこか不気味さをも感じさせる。そして、モスクワの露天商からトップモデルに転身したアナの人生を「マッチ売りの少女みたいだ」とたとえるレナードは最後に、「少女が凍え死ぬ陰気な物語だが、君は生き延びた」