高橋優インタビュー/主催フェス開催間近「一緒に楽しい時間にしようっていう意味がどんどん深くなっていっている」
今年の会場となっている)に斉藤和義が来るの!? だってあそこ私の家からすぐだよ!」みたいなことなんですよ(笑)。もしかしたら大人の人たちは――それこそさっきの話ではないけど――そういう感動を抑えるブレーキが備わっちゃってるから、そこまで大騒ぎはしないかもしれないんですけど、でも子供は素直に震えるくらい感動するんですよ。僕もそうだったから。目の前で実際にパフォーマンスを見ることの経験って本当にかけがえのないものになりますからね。あと自分のことだけで言うと、秋田出身ではあるけれど、まだまだ行ったことのない場所や知らないことがあるから、自分も秋田のことを知りながらフェスをやれるということがありますね。だから毎年「秋田キャラバンガイド」というフリーの冊子を作って、実際に僕がその年に開催される市で訪れた場所をガイドしています。こんなに素晴らしい人たちがいて、こんなに素敵な場所があるから、フェスが終わったらぜひ行ってみてくださいっていう思いも込めて。――ここまで、全国47都道府県弾き語りツアーや新曲「現下の喝采」、そして『秋田CARAVAN MUSIC FES 2024』と、お話を伺ってきました。
そのどれもに共通しているのは、今の高橋さんは動くことで何かを掴んだり、表現したりする、というモードなのかなということでした。