高橋優インタビュー/主催フェス開催間近「一緒に楽しい時間にしようっていう意味がどんどん深くなっていっている」
例えば、よりライブでお客さんと一緒に盛り上がることを想定したら、言葉の意味やそこに含まれるメッセージよりもリズムを意識した方がいいでしょうし。逆に振り切って言葉を尖らせて作ることもありますしね。そこのバランスは本当に面白いし、難しいですね。デビュー当時から、自分にそんなに言いたいことがあるかって言われたら、あまり変わってない気がするんですよ、そこは今も。もちろん世の中がどんどん変わってきているから、伝えたいことも変化するし、どんどん湧き出てくるんですけど、届け方としてどういう方法がいいのかというのは毎回手探りですね。
私たちの街にキャラバンがやって来た!
――『秋田CARAVAN MUSIC FES 2024』の開催が間近に迫ってきました。これまで続けてきたからこそ感じる今の心境を教えてください。
そもそもこのフェスを始めたきっかけが、少しでも秋田を元気にしたい、盛り上げたい、そして秋田からもらったものをちょっとでも秋田に返せたらっていう気持ちがあったんですけど、2020年、2021年とコロナの影響で開催できなかったり、昨年はフェスの2カ月前に豪雨被害があったり。
で、今年も台風による被害があったんですよね。