高橋優インタビュー/主催フェス開催間近「一緒に楽しい時間にしようっていう意味がどんどん深くなっていっている」
『秋田CARAVAN MUSIC FES 2024』の開催を重ねるにつれて、一緒に楽しい時間にしようっていう意味がどんどん深くなっていっているような気がするんですよ。もしかしたら、楽しみたいけど楽しめない状況の人もいらっしゃるかもしれない。だから、一緒に楽しむっていうことへのプライドというか、冷静に考える部分と、はち切れんばかりの楽しさを自分が率先して表現していかなきゃっていう思いがありますね。
――秋田県内の13ある市を毎年キャラバンしていくというのは、本当にオリジナルな発想だなと思います(※今年は能代市での開催)。改めて、高橋さんのなかで、キャラバンしていく意味というのをどのように考えていますか?
僕自身の経験として、ずっとカセットテープで聴いていた人が、自分の街に来てライブをやってくれたことがあるんですよ。それはもう人生の中でのハイライトなくらい感動したし、今でもその時の気持ちとか景色とかって甦ったりするんですよね。あれがあったから自分もパフォーマンスをする人になったんじゃないかって思うくらい。だから『秋田CARAVAN MUSIC FES 2024』をやっていて、手応えを感じられる感想のひとつが、「二ツ井中央公園(※能代市にある野外多目的広場。