2021年9月17日 12:00
宝塚星組トップスター・礼真琴、『柳生忍法帖』で「新しいジャンルの挑戦」
観ていただいた方の一歩を踏み出す手助けになれたら
本公演をもって、星組を、礼真琴を支えてきた男役スター、愛月ひかるが退団する。愛月への思いを尋ねると「一番は寂しい気持ちが大きい」と語る。「ずっと私をサポートしてくださって、気遣ってくださって、本当に支えていただいた方。私が言うのもおこがましいですが、本当に愛さんと一緒に舞台に立っていると、すごく心地よくて空気感が大好きでした。愛さんの専科時代にも共演させていただいて、星組に来てくださってからもすごく濃い時間を過ごさせていただきました。愛さんの最後の公演でご一緒させていただけるのは本当に幸せだなと思います」。上級生が退団することへの寂しさを感じるとともに、下級生の意識の変化も感じ取っている。「どれだけ上級生の皆さまに助けていただいているかというのは、毎公演すごく感じます。
それと同じくらい、下級生のパワーもものすごく大きくて。上級生の方が卒業されていくたびに、下級生からも、一人ひとりが責任を持って力を出さなければと思ってくれていることが伝わってきます。こうして続いていくことがタカラヅカなんだなと、この立場になって改めて実感しています」。
コロナ禍でまだまだ油断できない状況が続く中「無事に初日の幕が開いて千秋楽まで駆け抜けられるように、自分たちも最善を尽くして取り組みたい」