Galileo Galileiインタビュー「4人それぞれの人格っていうよりは、今はGalileo Galileiっていう人格として生きている感じ」
それでいうと『MANSTER』はそういう発散ポイントが随所にあります。なんか分かんねえけど「うわー!」みたいな。
尾崎雄貴(vo / g)
――でもそれがまた気持ちいいっていうのもあるし。『MANTRAL』のほうは、より生きてる実感というか、心臓が脈打つ感じっていうのが出てるなと思って。
雄貴ニュートラルな自分でいられたら、そもそもそうやって発散したくなるようなことはないと思うんですよ。やっぱり社会的に人と繋がったりしてむぎゅーっと凝縮されたことでそれが発生すると思ってるんで。
――それぞれに、個人的に思い入れがある曲というとどれですか?
岩井僕は「リトライ」ですね。『Bee and The Whales』のツアーを終えて、稼いだお金でギターを買ったんです。
人生で一番高いギターを。そのギターで初めて書いた曲が「リトライ」だったんですよ。デモの段階ではギターを買ったことと、新しくバンドをやったことを書いて。最初は自分でリリースするように書いたんですけど、完成形がまったく想像できなかったんです。だから、途中でどうしようもないから球を投げたんです。みんなに投げたら雄貴が受け取ってくれて、あの曲に仕上がった。