Galileo Galileiインタビュー「4人それぞれの人格っていうよりは、今はGalileo Galileiっていう人格として生きている感じ」
それが音楽にも出てる感じがします。みんなスルーしないという感じですね。特に、どっちかというと『MANTRAL』はそういう感じがする。『MANSTER』のほうがGalileo Galileiの正当的な次への挑戦に近い気がしているんですけど、『MANTRAL』のほうはかなりグネってモヤってる感じ。でもそれが出たことで、むしろちゃんとふたつ違うものが作れたなって思いました。出す前から言っていたら話にならないですけど、僕は『MANTRAL』のほうが好き(笑)。――はははは!先ほど「Galileo Galileiという人格」という話がありましたけど、『MANSTER』はところどころで人格が破綻している部分があると思うんですよ。
雄貴うん、そうですね。
――一方で『MANTRAL』は本当にひとつの生命体のような、有機的なあり方が感じられるなあと思って。よりバンド的だなと思ったんですよね。
雄貴岩井君と話をしていたんですけど、岩井君も苦しかった時期は車でめっちゃ叫んだりしてたっていうんですよ。「ウェー!」って発散して立って。音楽も、レイジを聴かせてもらって思ったのは、そういう発散をしなきゃなって思ったんです。