くらし情報『中村獅童「僕に似ているところを見つけるとイラッとします(笑)」 「六月大歌舞伎」で小川陽喜、小川夏幹が初舞台』

中村獅童「僕に似ているところを見つけるとイラッとします(笑)」 「六月大歌舞伎」で小川陽喜、小川夏幹が初舞台

母親が見えるところにいないと大変なのに、楽屋に一歩入ると急にしっかりしちゃう。顔するときも泣かなかったしね。不思議なヤツなんですよ。

中村獅童「僕に似ているところを見つけるとイラッとします(笑)」 「六月大歌舞伎」で小川陽喜、小川夏幹が初舞台

手前左から)獅童さん長男の小川陽喜さん、次男・小川夏幹さん。「六月大歌舞伎」ではそれぞれ、初代中村陽喜・初代中村夏幹として初舞台を踏む
――獅童さんご自身の初舞台のことが重なりますか。

獅童僕が初舞台を踏んだのが1981年の、やはり6月なんです。学校を早退して歌舞伎座へ行くので毎日母(小川陽子さん)が着物を着て迎えに来てくれました。学校が井の頭公園にあるのですが、梅雨時の送り迎えですから足元も悪かっただろうな。
僕は息子たちよりずっと神経質であがり症で、すぐお腹痛くなっちゃう子供でしたから、学校へ行く途中でお腹痛くなってお医者さんに駆け込んだり。父は歌舞伎役者を早くに廃業したので、僕はお弟子さんがひとりもいない状況から役者人生を始めたんです。だから学校の送り迎えだけではなく、弁当作り、劇場に重たい鏡台を運ぶことから切符売ることまですべて母がやってくれた。本当に大変だったろうなと今になって思います。

夢だった6月の萬屋興行

――6月の歌舞伎座では萬屋の皆さんがそろって襲名と初舞台のご披露をなさいます。

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