主演、中山優馬らに聞く、世界が注目する劇作家、ジェレミー・O・ハリスの日本初上演作 舞台『ダディ』
――そして大場さんがおっしゃったように、役の上ではみんながフランクリンに振り回されている。
大場そうなんですよね。
――でも、現実世界では中山さんは本作の主演を務められ、いわば座長の立場にあります。中山さん、座長として意識されていることはありますか。
中山いや、何もないですよ、座長なんて考えたこともなかったです(笑)。
神野座長ですよ、リスペクトしてます。
中山やめてください(笑)!
神野だけど、そういうの関係ないよね。
中山関係ないです。
大場そういう感じじゃないですよね。
神野みんな年齢もキャリアも関係なく、対等にガチンコで芝居ができる相手だと思っているので。運命共同体なんです、私たちは。
大場どの役も決してひとりで成立する役ではないんです。
神野稽古では外れててもいいから、全部吐き出したいよね。
中山そうですね。
神野最初に沸騰させたら、その後、見つかるものも多いと思う。だから恥ずかしげもなくやりましょう。
稽古場で恥をかくことはなんでもないから。
――最後に中山さん、代表してひとこといただけますか。
中山こんな舞台、日本で見たことないと思いますよ。