くらし情報『大島渚賞に輝いた小田香監督、新作『セノーテ』では神秘の泉の世界へ』

大島渚賞に輝いた小田香監督、新作『セノーテ』では神秘の泉の世界へ

小田香監督


『サタンタンゴ』などで知られるハンガリーの巨匠、タル・べーラ監督が後進育成のため設立した映画学校「film.factory」で学び、卒業制作として作られた初長編映画『鉱ARAGANE』が世界各国で高い評価を受けた小田香監督。その長編デビュー作では鉱山の地下奥深くへと分け入った小田監督だが、新作『セノーテ』では一転、水中へとカメラを向けている。

『セノーテ』とは、メキシコ、ユカタン半島に点在する洞窟内の泉のこと。ここはかつてマヤ文明の時代、唯一の水源であり、雨乞いのために生贄が捧げられたと言い伝えられる。マヤの人々には、現世と黄泉の世界を結ぶ場所と信じられていたという。ここは、映画学校の同級生から教えられたそうだ。

「サラエボでの学校生活が終わりを迎えつつあるころ、メキシコ人の学友から誘われたんです。こういう泉があるから『来てみては?』と。


それで1年間ぐらい、関連の書物を読んだりしてできる範囲で調べて、1年後、実際に現地へ行ってリサーチをしてみることにしました。現地ではさまざまなセノーテを回って、現地の人たちにいろいろな話をききました。テストでカメラも回していたのですが、セノーテで暮らすマヤにルーツをもつ人々の顔がすごく印象に残りました。

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