2021年12月20日 19:00
京アニの“原点”『ムント』シリーズがBlu-ray BOXに! 相沢舞×小野大輔が語る見どころ
勝手にこの作品を背負わなければと思ってしまっていたけど、本当に相沢さんが立派でした。最初からユメミとして凛と立っていて、お芝居で動じているところを見たことがないんです。
音響監督の鶴岡(陽太)さんの指示って、抽象的だったりすることもあるから、どういう意味だろう?と考えさせられることもあるんです。でもそれを真っ直ぐに捉えて、お芝居に込めていたから、後ろだったり横から見ていて安心でした。その姿を見たときに、僕はひとりで背負わなくていいし、ふたりで、そしてみんなで作品を作っていけばいいのかなって思ったんです。だから途中から、あまり頑張りすぎないほうがいいなと思いました(笑)。
でもそれって、実はムントという役にもリンクしていて、ムントもこういう気持ちだったのかなと。当時は何となく感じていたけど、今あらためて観ると、あのときの自分はムントだったなと思うんですよね。
――最初は孤独な戦いをしていましたからね。ユメミに関しては、相沢さんと近いところはあったのですか?
相沢自分とリンクするところは多かったし、自分に似過ぎていて逆にできないっていうのは感じていました。頑固なところとか最初は人にあまり頼らないところとか、あまり心を開かないところとか……。