すごく音の粒立ちが面白いと思いました。タンチョウヅルが水辺から飛び立つときみたい。生で聴けるのを楽しみにしています。
――最近の清水さんのご活動についてお聞かせください。NHKドラマ『透明なゆりかご』『空白を満たしなさい』やドキュメンタリー番組、映画のための音楽も多く手がけていらっしゃいますね。
作曲に入っちゃうと、なかなか楽器を吹かなくなってしまうので、両立はけっこう大変。でも今年はドラマの音楽の作曲と演奏活動を同時にやっていたので、昼間は練習して、夜に作曲するみたいな生活をしていて、すごくハードでした。それでも映像のための音楽を作り続けていきたいと思うのは、やっぱり音のテキスタイルを紡ぎ上げていく喜びがあるからでしょうね。
ストーリーに浮遊する言葉の意味と、音楽と、空間の絡み合い。そこにグッときます。
――お話を伺っていると、清水さんとバッハの姿が重なりました。12月にはどのような《ゴルトベルク変奏曲》を聴かせていただけるのか、期待しています!
『究極のゴルトベルク
〜ヴィキングル・オラフソン+清水靖晃&サキソフォネッツ』
■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2344948
東京:すみだトリフォニーホール
12月3日(日)