くらし情報『藤井道人監督、『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』制作秘話を語るオフィシャルインタビュー到着』

2021年11月4日 17:00

藤井道人監督、『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』制作秘話を語るオフィシャルインタビュー到着

編集技師の古川と、まず何も考えずに120分にしてみる、という作業をしてみました。作品を知っている人の脳で観てはダメで、できれば映画館で1,900円を払って初めてこの作品を観る人の状態で。そうすると「ん?」というところが出てくるんですけど、映像はそのまま走っていってしまうので、そこを全部チェックしていきました。結局、わからない所はわからなくて良いという解釈になるように、前半は挑発するようにテンポを上げました。「あ、こういう話なんだ」というのは中盤のブレイクからにして、そこでじゃあ本題に入ろうと。ポスト・ヒューマンというものがいて、これは人類を脅かす存在で、それを公安9課が捜す話なんだというところを、60分のミッドポイントに持ってきました。たとえば往年の「攻殻」ファンであるお父さんが息子さんを誘ってフワッと観に行ったら、何も知らない息子が「めっちゃ面白かったね」という感じを目指しました。――藤井監督の作品と、『攻殻機動隊 SAC_2045』の間に共通するものは?

藤井:どの作品を手掛ける時も、自分たちの作っているものは時代の写し鏡だと考えています。
時代の照射しているものが自分の作りたいものである、と。

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