2021年11月4日 17:00
藤井道人監督、『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』制作秘話を語るオフィシャルインタビュー到着
この作品にも、時代精神という側面があったから、この映画を届けられたと思います。『新聞記者』はすごく堅く、直接的にそれをやっている企画ですが、他の映画でも『デイアンドナイト』や『ヤクザと家族The Family』など、オリジナルから生まれたものには共通して時代精神というものを書きこんでいるような気がしています。『攻殻機動隊 SAC_2045』とも、そういう共通項があった。ポスト・ヒューマンという存在や、その人達がなぜ現れたのか。すごく今の時代に必要なテーマ性があるなと思います
――主人公・草薙素子をはじめとするキャラクターについての印象
藤井:うまく答えられるか分からないんですけど、素子はやっぱり綺麗で、強くて、冷静で。座長という感じですよね。彼女自体の思想というか哲学って、そんなに彼女は喋らないじゃないですか。そこが好きですね。
ずっと前で、第一線で戦っている感じが。それから、プリン。新キャラクターですが、他のキャラクターにも負けないくらい演じている方のお芝居がすごくて、驚きました。個人的に公安9課で好きなのはイシカワです。
――『攻殻機動隊 SAC_2045』劇場版で、注目してもらいたいところは?
藤井:シリーズも劇場版も観てくれた人なら、新たに一本の映画として楽しんでほしいと思います。