『映画 ギヴン 海へ』で今井文也&坂 泰斗が感じたこと「人間って変わるんだな」
ほかの人は、柊のことを華のある明るい、人を惹きつける素敵な人だ、と感じると思うんですけど、玄純が見ているのは多分そこじゃないのでは、というところもありますね。
今井今回の映画もそうですし、『ギヴン』の原作とか、いろんな情報を経て思うのは、人間って変わるんだな、ということですね。玄純を見ていると特に。今まではブレがないように見えていた玄純の、本当にふとしたところなんですけど、ある箇所で大きな気持ちの動きも感じましたし。あとは当人も気づいているのか分からないですけど、自ら変わろうとしていたりもするのかな、とか。そういうところがすごく生々しいな、と思います。
坂そうだね。生きている人の感じだよね。
今井人間、時間が経てば考え方だとかいろいろ変わってくると思うんですけど、そういうところがアニメのキャラクターの枠に収まりきってないような感じがして、人間味があるな、と思いますね。
もし、進む道に迷ったとしたら
――作中では恋や進路に悩むキャラクターたちの姿が印象的です。おふたりは進む道を決めるときに、大事にされていることはありますか?
今井僕はわりとスッと決めますね。
――直感型ですか?
今井「やりたいんだったら、やるしかないでしょ」