『映画 ギヴン 海へ』で今井文也&坂 泰斗が感じたこと「人間って変わるんだな」
でも、僕も坂さんと同じく、あまりわかりやすくやりすぎないということには気をつけていました。それこそ今回は一旦の締めくくりとは言っているものの、我々がその締めくくりとしてやる必要は本当に何もないと思うんです。どうしても劇場で顔がアップになったり、何か決めなきゃいけないところも、アニメとしてのキメというよりは、生きている人間として、ということを大事にしていました。だからわりと収録のときはスムーズでしたね。
坂『柊mix』で我々は一種完成された感じはあるんですよね。
今井役どころもそうですよね。
今回葛藤するのはどちらかというと真冬たちなので。
坂揺らぎはなかったかもしれないですね。
「人間って変わるんだな」
――改めて、お互いの役の魅力というのはどういったところに感じますか?
坂僕から見て柊はやっぱり華。彼がいてくれないと玄純は成り立たないと思うんですよね。ある種、空気みたいな……居て当然だけど居てくれないと玄純っていうキャラクターは存在できないというか、だから特別自分のものにしたいというわけではないじゃない?
今井うんうん。
坂居て当たり前なんだけど、居てくれないと困るっていうアンバランスな感じ。