2023年11月10日 08:00
吉沢亮が「家族」に思うこと「絶対に信頼できる一番の味方」
自分が「こうしたい」と思っていることにとらわれてんだろうな、と。その場にただいればいいのに。でも、そういうのが良かったりする瞬間もありますからね。
――澤監督がこの作品が監督としては初めてとのことですが、当時話したことなどは覚えてらっしゃいます……?
演出も具体的にというよりは、抽象的な表現を演出されていたような気がしました。
「どうしてこうなるのか」というよりかは、「ここの『大丈夫だよ』はもっと突き放して欲しいんだよね」みたいな。なんでだろう?と思いながら、やっていたのを覚えています。でも、きっと監督の中には自分の世界が広がっていた思うので、それを探ることに必死な日々でした。
監督の中にある正解を読み解こうとしていた
――ほかの3つのエピソードは知らない状態で撮影に挑まれていたんですか?
台本には描かれていたので話は知っていたんですが、完成したものを見てようやく全体が把握できたように思います。当時は撮影の時期も別々だったんで、ほぼ現場で会うということもなかったので。
でも永瀬さんの話で登場する人物が僕の話で出てきたり。「あ、そこが繋がっているんだ」ということも出来上がりをみてようやく気づきました。