という、現在の社会状況から考察すべき3つのトピックスによって構成。ただし展示会場内には特に章立てなどはなく、市原えつこ、SIDECORE / EVERYDAY HOLIDAY SQUAD、石内都、やんツーなど、幅広い世代のアーティストたちの作品が呼応し合い、「交差」する展示空間となっている。
『京都・智積院の名宝』サントリー美術館
会期:2022年11月30日(水)~2023年1月22日(日)
※火曜日、12月30日(金)~1月1日(日) は休館
長谷川等伯国宝《楓図》桃山時代16世紀智積院
京都・東山に建つ、弘法大師空海から始まる真言宗智山派の総本山である智積院。その長い歴史なかで守り受け継がれてきた名宝の数々が、六本木のサントリー美術館で一堂に紹介されている。同展の大きな見どころは、桃山時代の絢爛豪華にして抒情性豊かな智積院の障壁画群を存分に堪能できること。長谷川等伯(はせがわとうはく)・久蔵(きゅうぞう)親子がそれぞれ描いた国宝《楓図》《桜図》が寺外で初めて同時展示されるほか、高さ3.3mにおよぶ大作である長谷川等伯作の国宝《松に黄蜀葵図(まつにとろろあおいず)》も同展が寺外初展示となっている。