2023年3月29日 10:00
『シカゴ』シネマオーケストラ、指揮者・栗田博文インタビュー&コンサートマスター石田泰尚のメッセージが到着
さらに、演奏者のアクション、息遣い、様々な要素が複合的に楽しめます。贅沢な時間になること請け合いです。
Q5)ミュージカル映画では歌唱部分の演奏が多いですが、普通の映画(ミュージカル映画ではない映画)のシネオケと比べて難しさなどの違いはありますか?
ミュージカル映画のシネマオーケストラは、歌唱部分はオリジナル部分を残し、バックのオーケストラを完全に生演奏する訳ですが、普通の映画音楽より過酷な集中力と絶妙なタイミングでの演奏が求められます。通常の映画では大まかなスタート地点から通過点、終着点を守る中でも多少の自然な音楽の揺らぎが許されますが、オリジナルの歌唱やダンスに合わせるのは経験も必要ですし、演奏中の緊張感は極限に近いです。逆の見方をすると、演奏側も「極限の緊張感」を楽しめる!というのが、ミュージカル映画の醍醐味です。
石田泰尚からのメッセージ
神奈川フィルとしては、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『E.T.』『ジュラシック・ワールド』inコンサートなど、映画全編に生演奏を合わせるシネマオーケストラコンサート(シネオケ)を何度か演奏させていただいていますが、私は2018年の『ホーム・アローン』がシネオケ初体験で、今回で2回目になります。