くらし情報『【松田龍平】40歳を前に思うこと。『連続ドラマW 鵜頭川村事件』インタビュー』

2022年8月25日 12:00

【松田龍平】40歳を前に思うこと。『連続ドラマW 鵜頭川村事件』インタビュー

それから、鵜頭川村には対立した“矢萩家”と“降谷家”があるんですが、この村の間に立たされている岩森が、どういう距離感でいるのかということは意識していました。

村のしきたりとか慣習って、外の人間からしたら嫌なものだろうなって。岩森は外から来た人間というスタンスを変えない方が面白いんじゃないかと思ったので。「早く妻を見つけて帰りたい」という気持ちで演じていました。彼が災害で孤立した村の中で唯一の医者になってしまうという設定も、村の人間との距離感が描ける要素になっていて面白いと思いました。嫌でも関わりを持たざるを得ない状況ですから。

それでも、村のみんなを助けることに奮起するヒーローのように見えてしまうのは彼のバックボーンからは逆に異様だと思ったので、温度を低めにしていたように思います。

【松田龍平】40歳を前に思うこと。『連続ドラマW 鵜頭川村事件』インタビュー


――因習の残る閉ざされた村に外部からやってきて、殺人事件に遭遇して……というシチュエーションは、演じ方によっては“金田一”的な探偵のポジションにもなりうるかと思いますが……。


松田そうなんですよ。脚本を読んでいてその岩森の心情を噛み砕くのは難しかったです。そこが唯一“奥さんを捜す”ということから離れた瞬間だったのかもしれないですね。

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