2022年6月15日 12:00
屋良朝幸「新しいエンタテインメントが生まれる」音楽劇『スラムドッグ$ミリオネア』
役名も違うし、出てくるキャラクターも多いかな。大まかな設定は一緒だと思いますが。
――音楽劇で、ダンスも歌も生バンドも、さらにパルクール(スポーツの一種)もある舞台だということですが。
僕が出るからにはダンスがないことはないだろうなと思っていたんですけど(笑)、パルクールはかなり意外でした。資料に「パルクール」ってさりげなく書いてあったんです。それで「パルクールか!」と思って。僕もすごく興味があるジャンルではあるんですけど、それをこの作品でやるっていうのはちょっと想像つかなかった。そもそも舞台でパルクールをやること自体もそんなにないと思いますから。
セットもそのためにつくらなくちゃいけないですし。
――専門の先生がつくのですか?
それが、たまたま僕の知り合いがパルクールの研究をしていて。パルクールの動きだけじゃなく、そのためのセットなんかも研究している方なんです。しかも知り合ったタイミングは、この作品に出演が決まるほんの少し前!すごい奇跡だなと思って。それで瀬戸山さんにも紹介させていただいて、一緒にやることになりました。まずパルクールって、ダンスみたいに「やってみよう」と言ってやれるジャンルではないと思うんですね。