2022年12月27日 17:00
【インタビュー】珠城りょう×渡辺大 会話劇と音楽、ダンスが融合した新しい『マヌエラ』を
撮影:源賀津己
第二次世界大戦の直前の上海のフランス租界を舞台に、実在した日本人ダンサーの姿を描く本作。主人公・マヌエラを演じるのは、宝塚退団後、本作が初の主演舞台となる珠城りょう。彼女に魅了される日本海軍中尉・和田を演じるのは昨年、『魔界転生』で初舞台を踏んだ渡辺大。ふたりに本作への思い、魅力について話を聞いた。
「“ひとりの女性としてかわいらしい部分もあるんだな”と思っていただけたら」(珠城)
――珠城さんにとって、宝塚退団後、初めての主演舞台となりますが、最初に今回のオファーが届いた時のお気持ちは?
珠城主演ということと、1999年に初演された『マヌエラ』の再演ということのふたつの驚きが同時にありました。
――渡辺さんは昨年の『魔界転生』に続く舞台出演となります。
渡辺ここ20年間ほどずっと映像畑でやってきて、去年の『魔界転生』までなかなか舞台にご縁がなくて、生のお客さんを前に芝居をするという経験がなかったんですね。決してやりたくなかったわけではないんですけど、ご縁がありながらも途中でなくなったりということもあって「やっとできた!」という気持ちでした。
その時は一発勝負の55公演だったのでドキドキしましたが、一度、経験してみてその楽しさは感じてしまいまして(笑)