2023年5月6日 10:00
窪田正孝 『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』主人公・渡守ソウシは子供たちの声を聞こうとする人
――海外のクリエイターと一緒に創作活動をするうえでの、面白い部分でもあり難しい部分でもありそうですね。
今回出演しているダンサーの方たちの中には、ラルビが以前手がけた『プルートゥPLUTO』(2015、18年)(原作:『PLUTO』浦沢直樹×手塚治虫 長崎尚志プロデュース 監修/手塚眞 協力/手塚プロダクション)にも関わっていた方がたくさんいらっしゃるんです。だから、その時はどういうふうにやっていたのか、いろいろお話を聞いたりして。『エヴァンゲリオン』をオリジナルストーリーで描くとなると、どうしてもできること、できないこと、いろいろ挑戦しながら進めなくてはならない。どこまで精度を上げていけるかは、カンパニーの皆次第ではありますね。
ダンサーたちの存在に救われる居心地の良い稽古場
――稽古場自体の雰囲気であるとか、キャスト同士のコミュニケーションなどについてはどう感じていますか。
必要最低限の気遣いはもちろんあるけれど、それ以外の壁はなくて、和気あいあいとしています。俳優だけだとまた違う雰囲気だったのかもしれないけど、ダンサーさんたちの存在が大きくて。
彼らは表現という世界では同じ場所にいるけど、アクセスの仕方が全然違うんですよ。