2022年10月31日 12:25
加藤和樹、新境地を開いたツアーファイナル公演 来年2月に東京&大阪公演を開催
を披露。2017年のトニー賞で作品賞や作曲賞を獲得したブロードウェイミュージカル「ディア・エヴァン・ハンセン(Dear Evan Hansen)」の楽曲だ。静と動の楽曲構成からなるダイナミズムを、メロディに乗せて優しくそして力強く歌唱した。
そして『Nostalgia BOX』の各楽曲では、ノスタルジック、故郷というイメージをもとに、回顧しながら新たな道を歩んでいくというアルバムの世界観を同期なしの“裸の”ネイキッドなサウンドで表現。リード曲の「ノスタルジックオレンジ」では加藤和樹の歌と会話するように、ピアノ、ベース、ギターが折り重なっていき、後半ではバンド全体がダイナミックに盛り上がっていく展開が構築され、繊細かつ力強く歌う加藤和樹のエモーショナルな歌声とともに、会場は感動的な温かみのあるオレンジ色の空間に包まれていくようであった。
ライブ終盤、オリジナル楽曲の配信シングル「Fight」が披露されると、ギターのカッティングとタイトなリズム隊のグルーヴィなサウンドでコンサートの盛り上がりもピークに。続けて「Laugh&Peace」が披露され、前半はレゲエ調のアレンジ、後半はラテン調のリズムアレンジで、リズミカルなサウンドでオーディエンスの体が揺さぶられ、会場が熱い空間となっていき本編は終了した。