グループEは死の組ではなく、明快な組!? スペイン、ドイツと同組も森保監督はブレず!
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グループEは決して死の組ではない。日本の立場から見れば、E組は困難極まりないグループではあるが、世界的に見ると「シンプルなグループ」となる。論点はどこが決勝トーナメントに進むかではない。1位突破するのはスペインか、ドイツかである。イギリスの老舗ブックメーカー・ウィリアムヒルの『FIFA ワールドカップ カタール 2022』グループステージ突破のオッズ(4月4日現在)を見ると、スペインが1.83倍、ドイツが2.1倍、日本が15倍、コスタリカorニュージーランドが34倍となっている。世界のファンの目にはE組は「2強2弱」としか映っていない。
当事国の指揮官は、「(日本戦は)難しい戦いになるだろう」(スペイン代表ルイス・エンリケ監督)、「ドイツでプレーする日本人選手は多いし、クオリティも高い」(ドイツ代表ハンジ・フリック監督)と警戒するが、あくまで外交辞令である。『ブンデスリーガ』で日本人選手を身近に見ているドイツ国内の声はスペインについて触れたものが大多数。
日本を警戒する声もあるにはあるが、「日本を過小評価してはいけない」「日本を侮ると痛い目に遭う」「日本は簡単な相手ではない」