中村倫也が北川景子の髪を30センチ切る 『ファーストラヴ』Uruの歌う挿入歌をBGMにした本編映像公開
や『彼女がその名を知らない鳥たち』の浅野妙子が手がける。
公開された映像は、大学生時代に中村倫也演じる迦葉が北川景子演じる由紀の髪を優しく切るシーンからスタート。この場面は由紀と迦葉の距離が一気に近づいていく非常に重要だ。続いてふたりは海辺の街を共に歩き、迦葉が差し出した手を由紀は戸惑いながらも握り返し海へ向かう。沈む夕日を見ながら、由紀はそっと迦葉の横顔を見つめ何かを想う。ふたりしか知らない回想に『無機質』が優しく寄り添う。本作の謎を紐解く上で重要であると同時に、男女の心の機微が見事に描かいた場面と言えるだろう。
果たして由紀は迦葉の横顔に何を見たのか、このシーンが物語の中でどう活きていくるのか、その答えは是非劇場で確かめてほしい。
またUruは本作の主題歌『ファーストラヴ』も書き下ろしている。ひとつの作品で本人作詞・作曲で主題歌と挿入歌の2曲を手掛けるのは初のこと。彼女は『無機質』について「この曲の持つ孤独感と温かさを映画の人物や世界観に中和しながら作りました。感じたことや書きたいこと、心の動きを、不器用さに合わせて直接的な表現を避けて書きましたが、主題歌の『ファーストラヴ』と自然に一対になる挿入歌になってくれたような気がしています。