Mrs. GREEN APPLE、フェーズ2の開幕を告げるアリーナ公演『Utopia』オフィシャルレポ
と神田リョウ(Ds)を入れた5人のバンドアンサンブルはとてもタイトで厚みがあって噛み合っている。
「楽しむ準備はできてますか?最高の一日にしよう!」という大森の開幕宣言に続き、「CHEERS」が演奏される。カラフルな映像演出も相まって、極彩色のエンターテインメント空間が広がる。オーディエンスが手につけたライトバンドが色とりどりに光り、まさしく“CHEERS”な光景に。大森が、「生ぬるいjuiceで乾杯」の箇所で藤澤にマイクを向け、「乾杯」を促し、多幸感が増幅する。
ひんやりとしたイントロが聴こえ、メジャーデビュー盤『Variety』収録の人気曲「L.P」へ。ソリッドなギターロックにエレクトロニックなアレンジが施され、完全にフェーズ2モードだ。デビュー曲「StaRt」も、よりハイパーでハイブリッドに進化。「お手を拝借!」のハンドクラップも、藤澤の「なで肩ブーム」のジェスチャーも2年半ぶり。大森が歌の途中で思わず笑みをこぼすのも無理もない。若井と藤澤がステージ中央からアリーナエリアに向かって伸びた花道に移動し、若井がギターを弾き倒す横でにぎやかす藤澤。大森はオーディエンスに向かって波のようなジェスチャーを求めたあと、ハンドクラップに移行。