くらし情報『ヨーロッパ企画『九十九龍城』は「“生の営み”を観てもらいたい」上田誠×石田剛太 インタビュー』

2022年1月29日 12:00

ヨーロッパ企画『九十九龍城』は「“生の営み”を観てもらいたい」上田誠×石田剛太 インタビュー

ただそこでじゃあコミカルに演じるとかコメディチックにやるんじゃなくて、よりシリアスに演じることの方が笑いに繋がっていくんだなってことを、やっていて思いました。

“ヨーロッパ企画の直球”で「演劇の熱」や舞台上の「生の営み」を感じてほしい

ヨーロッパ企画『九十九龍城』は「“生の営み”を観てもらいたい」上田誠×石田剛太 インタビュー


──おふたりがこの『九十九龍城』にグッとくるのはどんなところですか?

上田魔窟ですから、やっぱりけっこうハードな状況の劇なんですよ。そういう状況の中でも力強く生きている人たちを描くっていうところです。香港映画とかでも、「うわ、すごいな」って、観るだけで疲れるみたいな感覚があるんですけど、そういう感じで今回、“生(せい)の営み”を観てもらう、みたいな気持ちでつくっていて。もちろんコメディなんですけどね。でも久しぶりの本公演で、だからちょっと演劇的な熱みたいなもの……お客さんが「演劇を観たな」とか「演劇だったな」と思うような劇をやりたいなと思っていたので。だから割とシンプルに、いろんな意味で演劇的歓びがあるんじゃないかなと思います。

僕が作るものは、コンセプチュアルだなとか、ちょっとスタイリッシュだなとか、変化球だなとかあるんですけど、それで言うと今回は意外と“ヨーロッパ企画の直球”みたいな感じなんじゃないかな。

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