22歳で決めた35歳での引退 五郎丸が全力でラストシーズンを駆け抜ける
『RWC2015』で多くの人がラグビーを知ってくれた。それから多くの方に応援してもらいました。私は出なかったが、『RWC2019』が大成功に終わって本当にありがたかった」
ここ最近の日本ラグビー界の進化には、五郎丸自身も驚いていると言う。
「日本のラグビーはこの数年で大きく変わりました。(フランス・クレルモンへ移籍した)松島幸太朗や(ニュージーランド・ハイランダーズへ移籍する)姫野和樹が海外でプレーし、海外で活躍している。私が小さい時には考えられないこと。日本ラグビーは年々世界レベルに上がっている」
これまで一番印象に残っているゲームという引退会見の定番質問を問われると、「日本のラグビーを変えた南アフリカ戦、大敗した次のスコットランド戦、ヤマハで入れ替え戦を戦ったのも……一番は選べません」と苦笑し、早稲田大のでの一番の思い出を聞かれると、「また一番ですか……。早稲田に入学するまで日本一になったことはないので、『大学選手権』で(3度)日本一になったこと。
また(2005年度の)『日本選手権』(2回戦)で社会人のトヨタ自動車に勝ったこと。この勝利は『RWC2015』に大きくつながったと思っている」