2022年11月12日 12:00
ジョージアを舞台にした歴史ロマン小説を舞台化 星組トップスター・礼真琴インタビュー
ふたりの関係性にも注目だ。「よくあるラブストーリーではなく、結ばれてしまうことで世界が変わっていってしまう。幼馴染のように育ってきたふたりが、立場が変わり、裏切り裏切られ、そして結果待つものは……と、ふたりにとっても壮絶な人生ではありますが、何があっても絶対に消えない愛、揺るがない愛が描かれます。また新しい関係性で演じられるのは、すごく新鮮でありがたく思います」。
作品のテーマは「勇気とは、何か」。ディミトリの姿に、前向きな気持ちになってもらえればと、思いを込める。「自分の中でもまた新たな役との出会いだと思いますが、女王として国を背負うルスダンの横で、自分は影の存在に徹して何ができるのか、というのがカギになると思います。役としては苦しい部分も多いですが、綺城(あやき)ひか理が演じるルスダンの兄・ギオルギ王を敬愛する思いがあり、王が亡き後も彼の思いを継いで勇気を見つけていく物語。
ディミトリが“勇気とは何か”を求めて進んでいくその姿に、お客様も希望や勇気を持ち帰ってもらえたら」。
第2幕は齋藤吉正が作・演出を手掛ける、半人半獣のJAGUAR(ジャガー)を主人公にしたストーリー仕立てのショー。