2022年11月12日 12:00
ジョージアを舞台にした歴史ロマン小説を舞台化 星組トップスター・礼真琴インタビュー
舞台で実際に動いたときにどう見えるか、動き方を研究していかなければと思っています。それと同時に、お衣裳の美しさ、きらびやかさなども楽しんでいただけたらと思っています」。
宝塚歌劇団星組『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』(C)宝塚歌劇団
さらに本作の見どころのひとつとなるのが、ジョージアンダンスだ。初挑戦となる踊りに、ダンス巧者の礼も「苦戦中」と苦笑する。「脚本・演出の生田大和先生から、“ジョージアンダンスを宝塚の男役で見せたらきっとカッコいいだろう”というところからジョージアにまつわる物語を探したとお聞きしまして、ジョージアンダンスはこの作品のメインにもなるのかなと思っています。実際に基礎から学ばせていただいているのですが、バレエに反して作られた踊りということで、身体の使い方が根本的に違うんです。例えば、私たちがいつも踊っているダンスは、回るときは右回りが多いのですが、ジョージアンダンスは絶対に左回り。一番印象的なのは、バレエなどは、ポーズとポーズの間の動きをどれだけ美しく見せるかというところも重要になるのですが、ジョージアンダンスはポーズとポーズの間を見せてはいけないこと。
すべてが静止画のように動く、そのキレや、力強さが重要だと教えていただきました」。