2024年1月29日 21:00
結成35周年を迎えるthe pillows 渾身の「LOSTMAN GO TO CITY」ファイナルで“好きな世界”を奪還【ライブレポート】
究極は2008年リリースのアルバム『PIED PIPER』収録曲「Last Holiday」の最後のフレーズで“今日で世界が終わるなら キミは誰に会いたい僕は地平線で待ってる”の心に染み入る余韻がいつまでも会場中を漂った。「どうやらカッコよかったようだな」と突っ込む山中。歓声で応えるBUSTERS。ステキなシーンだった。
続いてメンバー紹介。サポートの有江嘉典(Ba)は「8年前からツアーでベースを弾かせていただいていて、まだ僕が演奏したことのないカッコいい曲との出会いがありました」。佐藤は「再現ツアーを想定して、次のアルバム『MY FOOT』を復習していて、“曲順です”と送られてきたとき『MY FOOT』やらないのか~い!と思ったんですけど、人生において無駄なことなど何ひとつない。それが血となり肉となります」と爆笑をかっさらう。
真鍋吉明(Gt)は、「このツアーに向けてリハーサルに入っていくうちに自分がむちゃくちゃ楽しくなって。俺のツアー史上一番楽しかったかも」と上機嫌だ。これだけキャリアの長いライブ・アーティストの史上一番なんてホントに凄い。
the pillowsのライブではお馴染みの、拳を突き上げ、大歓声とクラップがステージに降り注ぐナンバーも次々と投入される。