2022年1月6日 12:00
本作が描く“最大の問題”は? 製作者が語る映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
メイおばさんにも、ハッピーにも、MJにも、ネッドにも知っていてもらいたい。我々のユニバースでは、ピーターはひとりではない。彼には心強い仲間がいて、それを失いたくはないんだ」(ファイギ)
ピーターが迷う中、あるトラブルが発生し、多次元(マルチバース)の扉が開かれ、みんながピーターことを忘れるどころか、逆に様々な世界からスパイダーマンを知る悪役たちが出現してしまう。
「みんながスパイダーマンの正体を知ってしまった時に見せる反応は、アイアンマンの時とは正反対なのよ」とパスカルは言う。「正体がわかったら、みんながもっと自分のことを愛してくれるだろうと思い描いていた夢は、ピーターにとっては正反対になってしまう。ピーターの場合、すべてがうまくいかなくなる。つまり、彼はいつもそうであるように、世界で最も悪い運を持っているのよ。そして、彼の立場は逆転してしまう。
この映画は、最悪の悪夢が起こってしまったことに対して、必死に持ち堪えようとする彼の姿を描いているの」
この状況にピーターがどう立ち向かうのかは観てのお楽しみだが、本作はアクションやサプライズをたっぷりと描きながら、同時に誰もが経験する人生の岐路や、観客の胸をうつ感動のドラマも描かれる。